3階の窓から出入りなさる

大事な事はすべてのページに書かなければなりません。

書く側にとっては「何度も」ですが訪問者にとっては「1度」です。

グーグルは検索者が求める情報の記載されたページのありか(フォルダ)を紹介します。

紹介したページはフォルダの中の3ページの中の3枚目であったりします。このように、

求める情報の記載されたページを所有するサイトのトップページが紹介されるようにはできていません。

検索結果一覧から選んでクリックする際には一覧の横幅などの物理的な制約から記事のタイトルや

概要紹介の「3行」に企業名が表示されていないことも多々あります。かといえ

ほとんどの検索者はページの内側左上から見始めていて、

そのページの欄外タイトルバーに会社名が有ったとしてもそもそも見ていませんから支障は無いです。

会社名に意識が向くのは最後の最後、そのページが気に入って、また後日読みに来ようと思い

ブラウザにページのありかを覚えさせる(お気に入り、ブックマーク)時。ですから、

ページの内容を充実(量ではなく役立ち度合い)させることが結果的に

会社名を覚えてもらえる事になります。

もちろん、ブックマークしてもらえたからといえ必ずしも会社名が認識されるとは限りません。

ブックマークする際の操作で、長すぎるタイトルを短くして覚えさせる人もいる(私が該当者)ので。

もしも、

閲覧者に覚えて欲しい最重要事項が会社名なのであったならページの内側に記載する必要があります。

最重要事項が郵便番号や住所だったり?電話番号であったり?メールアドレスであったり?その他?

いづれかであったり、全部であったり、と、様々考えられます。

ここまでで、

では、連絡先等の専用ページは不要なのでは?

各々のページに大事な事(お客様にとってではなく企業側)は書いてあるのだから?

と思う人もいるかもしれませんが、そこには暗黙のルールがあります。

IT業界は歴史が浅く&成長が早いので、標準化されていない事柄が他の業界と比べて多数です。

ゆえ、HPをどうすれば(作成)良いのか?とかといった大事な事は、実質的には

グーグルがらみであったり、デバイス(スマホ、PC,etc)がらみであったり、等々・・・

どうすれば良いのか決まったルールがあるのですが標準化されていないこと、

HP作成に必要な様々な技術(ユーザ端末~サーバ、各々のソフトウェア)は多岐に渡ることから

それらのルールを各々の専門技術者は知っているものの専門外のルールは知らないのが普通、

といったことが生じているのが業界の実情です。

暗黙のルールで、

企業のトップページにはおおむね同様な選択肢が用意してあり、

その遷移先にもおおむね同様な内容がかかれている・・・ことは、閲覧者にとってのメリットです。

どこでも似たようなHP構造であれば、探したい情報をストレス無く探せますから、これは

「おもてなし」であって没個性ではありません。

HP配下各ページの内容で、充実度で、個性を出すのが本来であって、

HPの独自構造構成の学習を閲覧者へ強いる行為で、個性を出しても誰にもメリットがありません。

(同様に、色、形、大きさ、等の属性を変える個性と、HP内容の充実とでは次元&事象が異なります)

旧HPとは異なり、今回のHPにはCMSを採用した事で、旧HPのように好き勝手な事はできません。

このCMSの仕様、好き勝手にできない制約こそが、閲覧者にとってのメリット、おもてなしです。

といったことで、

暗黙のルールの中でも最重要なルールとして、

HPを所有しているのは企業だけれども、誰の為のHPか?ならば、それは「お客様のモノ」である。

なので(HPを所有しているからはといえ)

お客様から要望されてもいない使い勝手や見た目(装飾属性)への変更などは、

お客様にとってメリットが無いので、それらにかける余力があるくらいならば、

玄関からでなく、3階の窓から入って、3階の窓からお帰りになるお客様に対して、

「一期一会」の「おもてなし」として各々のページ(の内側)に記載すべきは何か?

について考える必要があります。